週報サブレー

日記・私信

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ストーブの猫



飯田橋へ公募の搬出に行ってぶらぶらする。飯田橋、遠かった。
心のふるさとカフェドクリエでひと休み。隣の席の学生さんのジャズ研トークがうっとかったので、ipodでコクトーツインズの超名盤Heaven or Las Vegas聴きながら絵を描く。

「モンちゃんいないなー」などと思いながら部屋に入り、用事をしていると、ふと後ろから視線を感じることがある。振り返るとモンちゃんがおいさんの大事にしているカメラに、今まさにいたずらせんと手をかけた状態で、じっと息を押し殺していた。モンちゃんは「後ろめたい行為」と「後ろめたくない行為」をちゃんと理解しているふしがあって、前者を見られた場合はなんとかやり過ごそうとごまかしたりする。
という話をおいさんにしたところ、
「それはまさに、熱いものの上の猫にならないだね」といきなり言うので
「何それ?」となった。
二人でいろいろ調べたところによると、言いたかったのはマーク・トェインの言葉
「猫は一度熱いストーブの蓋の上に乗ったら、もう二度とストーブの蓋に乗ろうとしない」のことで、おいさんが「ならない」と言ったのは、この言葉に一度の失敗を一事が万事と捕らえちゃダメだね、というような教訓が含まれているかららしい。
意味はわかったけれど、私の言いたかったシチュエーションとは関係ないような・・・。
ちなみに今回の会話の中で、おいさんが「うろ覚え」を「うる覚え」と言っていたこともわかった。どこまでも期待を裏切らない奴よ・・・。
ところでこのような教訓を、(特に職場のアホな後輩の行動などと絡めながら)ネット上でいきなり呟く人が苦手だという話になった。関係ないのに怒られているような気持ちになってしょんぼりするからである。
私は小さい頃ももちろん打たれ弱かったのだが、大人になってからの怒られることの嫌さったら、エベレスト級なのである。どのくらい怒られ嫌いかと言うと、料理本に「アクを丁寧に取り除く」となど書いてあると
「言われなくったってアクくらい丁寧に取るよ!」
「そもそも丁寧じゃない奴はアクなんか取らないよ!」
とぷりぷり口ごたえしているくらいなのです。

最近橋本治の「これで古典がよくわかる」を読んでいる。超おもしろい。
私はなんでも「よくわかる」関連の本が好きだ。実際にはよくわからなくても、その学問に関わる人達の、その分野への深い愛情や浪漫を感じてすごくおもしろい。
世の中には「超ひも理論がよくわかる」とか「特殊相対性理論がよくわかる」という本が溢れているので、「よくわかる」好きの人は多いのだと思う。
「よくわかる」本を読んでもよくわからないことは往々にしてあるが、自分なりの「よくわかる」を探して旅をしているようだ。昔は「よくわからなかった」本が「少し・・・よくわかる?」ようになることもある。
最終的には何もよくわからないまま死ぬのかもしれないが、みんな旅の途中だと思うと力強い気持ちになる。





スポンサーサイト
  1. 2012/05/31(木) 09:24:05|
  2. ふつう
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

チャッチャッチャッチャッ!ケチャチャチャチャ!







いま横ではモンちゃんがいびきを掻いて眠っている。
猫もいびきを掻くということは、飼うまで知らなかった。いびきと言ってもかすかな「プゥ・・・クゥ・・・」という音で、たまに伸びをしながら「ク・ク・クゥ~」と鼻から吐息をもらします。そのとき顔の前で手をXの形にして、自分の顔のほうにぐぐーっと押し付けるのですが、わかる方いるかな・・・?写真が撮れたことがないので人にわかってもらえたことないのです。他の猫がしている写真を見たことがあるので、うちの子だけでないと思うのですが・・・。

五月だというのにいきなり暑い。かんかん照りの中、近所の里山を散歩した。ギャラリーにも立ち寄って、ミロコマチコさんの「かたち・もよう展」を見た。偶然立ち寄ったのですが、すごく良かった!迫力の動物正面画シリーズや、無数の鳥のモビールが美しかった。併設のカフェの内部やトイレの中まで作品が発見できて楽しい。
景色が良くていつも空いているお気に入りカフェなのですが、作家さん本人と関係者らしき方々だけがいらっしゃったので、なんだか気詰まりで出てきてしまった!作家さんのことはすごく好きでも、ああいう空間はなんだかモゾモゾしてしまうのである。代わりに飛び込んだ怪しいカフェで一息つく。コーヒーにちょっとお菓子が付いてくるとか、そういう心遣いがうれしいお店だった。

あとは、家で「ギターはもう聞こえない」を見た。最近「ヴェルヴェットアンダーグラウンド&ニコ」という本を読んで、ニコにぐいぐい喰いついている。みんな二十歳くらいに通った道かもしんないけどさ・・・。ま、とにかく楽しいよ。
フィリップ・ガレルがニコとの恋愛を振り返って撮ったと言われる作品なんだけれど、ニコ役の女優さんがはじめはあまりかわいく見えないのに、最終的にガレルの妻に「あの頃の二人は輝いていた」というようなことを言うシーンでは、まさに過去かわいかった女性の顔をしていて美しかった。

あとは、花のズボラ飯を読んで、料理上手の花さんに憧れる。頭の中でケチャを踊りながら味付けをするところが好き。
奮い立って、自己流で麻婆豆腐を作ってみた。冷蔵庫で眠っていた豆板醤、コチジャン、ピィヤーシ、ペンギン食堂ラー油など適当に混ぜてみたら、ほんとなんとも言えん味になった。
反省して、次の日は教科書通りにコロッケを作った。いつも大爆発するのに、本に書いてある通りに作ったら爆発しなかった・・・!やっぱり私って創造する側でなく、従う側の人間なのよ・・・。
余談だけれど、私はケチャという言葉のみ知っていて聴いたことがなかった。最近おいさんが何故だかケチャのCDを買っていて、想像していた5倍テンションが高くて驚いた。おいさんは他にも現地録音のチベットのお坊さんのお経のCDも買っていて、夜かかっているとほんと怖い。







  1. 2012/05/28(月) 10:38:15|
  2. ふつう
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

髪切りにいく



Facebookいじくってたら、間違って招待メールみたいなのを知り合いに一斉送信してしまった。結構恥ずかしいYO!

週末はぶらぶらして過ごした。代官山の蔦谷と、横浜市民ギャラリーあざみ野という所に行った。

髪が伸びすぎて、ハンターハンターに出てくるパーム(かわいくない時の)みたいになっていたので、意を決して美容院に行った。
日頃誰とも会わずに暮らしているので、美容院で美容師さんとうまく喋れない。話したくないオーラを放出しているので、美容師さんも気を遣って話してこない。
(あまり黙っているのも不自然だろうか・・・)
(いやこの美容師さんももともと寡黙な人なのだ。きっとそうだ。)
と自分に言い聞かせている時、その人がまた別のお客さんとものすごくテンション高く話しているのが聞こえてきて、
(やっぱり話し好きの人だったのでは・・・!)
とか思って申し訳なくなる。気を遣われることに気を遣うという、気にしすぎの人にありがちな負のスパイラルに陥る。

だいたい、30半ばにもなって、美容師と話すのが嫌で行きたくないとか、悩んでると思わなかったものね。14歳くらいの頃も、ものすごく人見知りで生きづらかったけど、大人になったら解消されると信じていたよ。今、「そうなんだよね?」って14歳の自分に問われたら、目を見られないよね。「うわーん!」って言って踵を返して逃げると思うよ。逃げられた14歳の私は絶望ですよ。命を絶つかもしれんよね。そしたら現在の私も存在しないっていうSFにありがちなあのタイムパラドックスですよ!!

もうそういうわけでね、今回は本を持って行くことにしました。
雑誌だと無理やり読み続けている感が出てしまうけれど、本なら不自然じゃないしね。わざわざ美容院に持ってくるほど好きな本なんだと思ってもらえれば、より話しかけられなくなるしね。全てが良い方向に動き出すんですよ。最初っからこうすれば良かったんだよ。イヤッフー!!!(根本的な性格改善にはなっていないが、それはどうでもいい。)

おかげで今回は快適に髪をきることができました。人から勧められてずっと読んでいなかった、リディア・デイヴィスの本を読みました。本に集中していると、店内にも西海岸のまろやかな空気が流れ込んでくるようだった。お店でかかっている音楽はどこかの家のラジオから聞こえてくるようだし、人の話し声もお隣の老夫婦がまた喧嘩をしている声のようだ。

しかし店から出ると、いつものごちゃごちゃした町並みが「ここは日本である」と語りかけてきて、すっかり気分が戻ったので、家に帰って源氏物語を読んだ。人に会わない暮らしをしているので、脳内女房達と
「頭の中将ってふわふわしてて読めないわよね~」
「なんか最近朧月夜のお姉様さえいれば、男はいなくて良い気がしてきたわ~」
とガールズトークすることが数少ない楽しみである。リアルの友達もいるならいるに越したことないけれど、脳内の友達だからいなくなっても良いって訳でもないのですよ。





  1. 2012/05/23(水) 11:53:56|
  2. ふつう
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

おきない



最近のことを書こうと思ったが、何もしていなかった。
(何もしてないなら、息もしてなかったのなー!!)
(はあ?んなこと言ってないっつーの。おまえ馬鹿なー!)
(馬鹿って言うやつが馬鹿な!!)

(私は心の中に常に小学生男子を二、三匹飼っており、微笑ましく眺めて楽しんでいるのです)

私はよく人の話を立ち聞きしている。
こんなに下衆い趣味もないが、おいさんと二人で「今日こんな立ち聞きをしてね」と話していると、なにかとてもほのぼのした出来事のように、感覚が麻痺してくる。
最近おいさんが立ち聞きした内容は、路上で青年が携帯電話に向かって、
「俺は農家なんか継がないで、東京でミュージシャンになるんだから・・・!!!」と言っていたそうです。
こんなにテンプレ通りの台詞を聞くことも、もう二度となかろうと思います。
私の最近の立ち聞きは、携帯電話に向かって怒った調子で、
「だからそれは・・・、日本経済の景気が悪いから・・・!!!」というものです。
何かは知らんが、壮大な言い訳だと思いました。
あとは、本屋で女子中学生?くらいの女の子二人が、雑誌できゃりーぱみゅぱみゅを見ながら、
「原宿系のファッションしてるだけで~、あ、きゃりーぱみゅぱみゅ好きでしょ?って言われんのが嫌だわ~」
「わかる~、きゃりーさんだって読モの真似してるのにって、思わん~?」
「わかる~」
と話していました。(きゃりーぱみゅぱみゅって、きゃりーさんって呼ぶんや・・・)と思いました。
その後二人はきゃりーさんの写真を見ては、
「かわいくないって言うか、スッと(頭に何かが入るゼスチャー)入って来んわ」
「わかる~、スッって来んわ~」と話していました。
私がこの子達の年齢の頃に頭にスッと入って来ないと思っていたものなんて、白楽天の長恨歌とかそれくらい・・・(そういう宿題があった)。きゃりーぱみゅぱみゅすら頭にスッと入ってほしいなんて、若者って変わらないようでやはり年々貪欲になっているのだと思いました。

あとは、うちのVHSデッキが天寿を全うされ、暇な日々を送っていた。最近になって新しいものを買ってもらったので、うれしくなって渋谷TSUTAYAに行き、VHSでしか見られなそうな映画を借りて見た。象徴的暗喩的なイメージの連続するアートフィルムだったので、半分眠りながら見たが、モンちゃんはすごく集中して見ていた。こういうパッと見でたらめで、実は作者の中だけにある確固たる縦糸によって綴られている作品に、モンちゃんはすごく強いのだ。
その作品もとってもおもしろかったのだけれど、頭が疲れてきたので、そういう時はまた渋谷TSUTAYAに行って大好きなアルモドバルの作品を見てまったりする。こうやって家で好きな映画を見ている時間は至福としか言いようがない。私にとってこの六畳のベッドルームこそが、全ての物語が始まって終わる場所、自己と世界を内包する小宇宙なのである。モンちゃんはいるし、おいさんも(たまに)いるし、VHSも見られるし、毎週違う漫画が(これもTSUTAYAを経て)置いてあるし、本棚には、世界で最も尊い仕事であるアマゾンマーケットプレイスの出品者様の手を経て届いたおもしろい本達がいるし、言うことない。始皇帝もこれほど豊かな暮らしはしていなかったと思う。
今の家は陽当たりが良くて、ベランダが広い。家の前は桜並木で、今の季節は新緑がきれい。これで足りないものはただ一つ、お酒ではないかと考えている。どう考えてもここで冷やしたサングリアでも傾けるべきなのに、ここのところめっきり酒に弱い。始皇帝だってうまい酒くらい飲んでいたはずなのに・・・、くやしい、負けちゃう!
もう自分でも何を書いているかよくわからないが、まあお酒はもっと飲めるようになったほうが楽しいのでは、と考えている。地道に練習する予定。







  1. 2012/05/12(土) 10:16:03|
  2. ふつう
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。