週報サブレー

日記・私信

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コーヒー卿

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○月×日
また例によって熱を出していたのである。
本を読んでごろごろ過ごした。調子の悪い日、臥せっていたらおいさんが卵焼きを焼いてくれた。うしろからこっそり覗いていたら、おいさんはめんつゆで調味していた。私は『きのう何食べた?』という漫画に出てくるシロさんという登場人物がめんつゆや白だしといった市販の調味料で味付けするところに常々あこがれていたので、嫉妬した。私は料理がとても下手なので、砂糖や醤油でしか味付けできないのだ。料理なんて全然しないおいさんにあっさり抜かされてしまった。リトルリーグからコツコツ頑張ってきたのに大学野球から始めた同級生だけがプロに行ってしまった気分だ。

○月×日
すっかり寒くなってきた。イチョウの黄色が青空によく映えている。この季節はコートをしっかり着込んで、屋外で飲み物を飲むのが好きだ。空気は澄んで、「ああ、今ほっと出来ている」と実感する。しかし「屋外で飲む」と決め込んでいるので、天気を見誤ることもしばしばである。先日は強風の日にコーヒーをテイクアウトで頼んでしまい寒空の下耐え忍んで飲んだ。冷たい北風がごうごうと吹き荒れ、髪は逆立ち、めくれ上がる文庫本のページを肘で抑えながら必死でふんばってコーヒーを飲む女を道行く人々はどう思ったことであろうか。それでも私は満足だったのである。
そして案の定風邪をひいた。高熱が出て、暗く湿気た部屋で「コーヒー、コーヒー・・・」と呟く様はいとも哀れで、世のコーヒー好きたちの涙を誘ったと言う。熱が下がったらまた飲むぞ!止めてくれるな。

○月×日
少しだけ展示行った。
ヤン・チヒョルト展、ADミュージアムのD&AD賞、stomachacheさんの個展、communeのカレンダー展に行った。D&AD賞は、世界の優れた広告デザインが一挙に見られるので、とてもお勧めです。
素晴らしい展示ばかりなので、見た直後右脳が活性化されていてこの状態を活用しなくてはもったいない気がしたので、少し先の分まで友達の誕生プレゼントをいくつか買った。いつもよりズバズバ決まった気がした。


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  1. 2013/11/27(水) 11:53:02|
  2. ふつう
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終わっても始まらない

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展示が無事終了いたしました。お越しいただいた方々、ありがとうございました。

搬出の直前に友達が来てくれたので、少しだけお茶をした。どうでも良いことを喋ると滋養がしみ渡るように、疲れが取れてほっとできた。このままどうでも良い事の風呂につかって溺れてしまいたいと思うような良き時間であった。

パスポートの期限が切れたので再発行に行った。持参した写真は眼鏡が光っているとのことで、パスポートセンターで撮りなおすことになった。少しでも良く映った顔で10年過ごしたいという色気が出て、必死にすました顔を作った。しかし寡黙でおとなしそうに見えたカメラマンのおじさんが、いざ撮る段になって突然、「あ、少し顎引きましょうか、それでもっ少し顔右、もっ少し目開いて、もっ少し肩下げて、あ、少し前髪を撫で付けて、そう、それでもっかい顎引いて、もっ少し全体左で、もっ少し肩下げて、もっ少し胸ひらいて、あ、少し耳の後ろの髪を、そうそう、それで少し顔左、もっ少し右に傾けて、それで少し左を見て、もっ少し顎あげて、いや下げて、もっ少し力抜いて、もっ少し右見て、もっ少し肩下げて、もっ少し目を開いて、もっ少し全体右で、そう!そこそこ!そのまま!そーのーまーまー!!!」カシャッ、と撮ってくれたので限界まで笑いをこらえた何とも言いがたい顔の写真になってしまった。少しでも朗らかに映してあげようという、おじさんのスゴテクだったのだろうか。

パスポートセンターの目の前は大桟橋で、一人でぶらぶらと海を見た。お年を召した母娘と思われる二人が、小銭を入れて見る双眼鏡を覗いていた。娘さんが「ほらほらあれがスカイツリーよ」と言うとお母さんは「はぁ~、綺麗に見えるのね」と言った。小銭が切れ、娘さんが「もう一度入れようか?」と言うと、お母さんは「もうだいたいわかったから良い」と断っていた。「スカイツリーはだいたいわかった」という判断がおもしろいと思った。



  1. 2013/11/15(金) 10:15:03|
  2. ふつう
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秋祭り

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いよいよ寒くなってきた。生姜の千切りとさつまいもの味噌汁が身に沁みておいしい。

モンちゃんはおもちゃで遊ぶのが大好きだ。我が家は死ぬほど甘やかして育てた甲斐あって、猛烈な声で鳴き続けて遊びを要求する。そんなわけで朝だろうが夜だろうが忙しかろうが眠かろうが、モンガー様がひと鳴きすればスライディングで駆けつけて遊んであげるのだ。無視すれば良いという説もあるが、執拗な要求を耐え続ける精神力がない。おもちゃとういうのは、よくある棒とひもの先にリボンや毛皮などがついている物である。モンちゃんの中で大流行している遊びは、おもちゃをキャッチすると、玄関の靴の中にぽとりと落として三位一体となって一心不乱にじゃれることである。何を言っているかわからないかもしれないが、とにかく靴とおもちゃの組み合わせが良いらしいのだ。
靴の中に頭をすっぽり入れて、靴を抱きかかえ後ろ脚で高速キックをかます。おもちゃは軽く噛んだり、視界の端に入っているだけでも良いらしい。それなら靴が好きなのだろうと、靴のみを与えても遊ばない。あくまでおもちゃありきなのだ。一体どういうことなのだろう。愛人単体だと食指が動かないが、本命の恋人の前で愛人とのいちゃつきを見せつけるのは興奮すると言うような、特殊な嗜好なのだろうか。ハイレベルで付いて行けんわ。

○月×日
にじ画廊の多田玲子先生の個展に行った。ほとばしるサーヴィス精神、面白い発想、その手から生み出される魔法のような線と色、何もかもが天才的でとても興奮した。

○月×日
寺山修司『ノック』展に行った。これまた元気が出た。

○月×日
大和市の生涯学習センターで行われている大和市文化祭というものに行った。美術作家の奥まゆみさんの個展を見ることが出来た。アミニズムの世界がとても優しく表現されていて、不思議な空間だった。
文化祭では、他にも大和市民の皆様が制作された絵画や写真の公募展も開催されていて、とても楽しい。とても人を評せるような人間でもないのに、おこがましくも「私ならこれを選ぶね!」なんて考えてしまう。笑ってしまうほど対象への愛がほとばしっている作品は面白い。背景はスカスカなのに昆虫だけみっしり微細に描いてあるとか、脈絡なく市街地に人工衛星が飛んでいるとか、「ああ、好きなんだろうなあ」とひたすら敬服する。「ゴッホが好きなのかな」とか「限りなくラッセンだな」という物も同じ理由でいとおしい。ラモーンズが好きでラモーンズみたいな服を着て、ラモーンズみたいな名前をメンバーにつけて、ラモーンズみたいな曲を弾いているバンドみたいなものである。どうして声援を送らずにいられようか!オリジナリティ云々の問題ではない、彼らにはまごうかたなき愛がある。狙って抱けるものではないと思う。


こうやって何だかんだでいつも他人に元気をもらっていると感じる。自分は放っておくとろくでもない人間なので、要所要所でいろいろな人に助けられている。誰もかれも、変てこりんで思い思い、訳のわからぬ方向を向いて生きているからである。ご清聴ありがとうございました。

明日は展示の搬入!がんばるぞ~。

  1. 2013/11/01(金) 13:00:46|
  2. ふつう
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